福住運輸倉庫株式会社様
運送業、倉庫業/奈良県天理市
OCRによる文字情報のデータ化で事務作業を省力化
大型重量物の運搬・組立・備付や一般貨物物流輸送、倉庫保管など、物流を軸にした事業を幅広く展開する福住運輸倉庫様。主要な取引先でもある設備機器メーカーから複数のサプライヤーを通して、部品の保管・出荷業務を請け負っています。その取引量が増加するなか、倉庫管理の効率化を図ろうと導入したのがMieLUです。
「弊社は奈良県下に5つの倉庫があり、うち2つの倉庫で機器メーカーの在庫を管理しています。MieLU導入前は、どこに何をいくつ保管したかは自分の記憶とメモだけが頼りでした。初めは種類も数量も少なかったので何とかなりましたが、増えてくると複数の業務が重なり、出荷ミスの原因にもなります。2つの倉庫は数キロ離れているので、在庫確認のため、わざわざ倉庫間を車で往来していました。」(澤田様)
「Accessで在庫のデータベースを作成したのですが、担当者以外使い方がわからなかったり、結局は手入力なのでミスをなくすことはできません。そういう状況でしたので誰でも簡単に在庫状況を確認したいと要望があったことから、両方を実現できるWMSに決めました。操作がとてもシンプルなのがいいですね。人為的なエラーが減り、属人化を解消できました。」(山本様))
「WMSの導入により、庫内業務が標準化され、特別なスキルを必要としなくなり、雇用がしやすくなりました。また社員教育も短い期間で済んでいます。」(小西様)
課題 導入前
誰でも簡単に使える仕組みを構築したい
保管場所の把握は、これまで担当者ひとりに頼る部分が大きく、担当者が急病などで欠勤した際には入出庫業務が止まってしまうなどのリスクがありました。数キロ離れた複数倉庫の在庫管理も記憶頼りで同じ商品のなかで古い日付のものから出していく先入れ先出しの対応に手間と時間がかかっていました。取引先から紙で発行される伝票の入力作業の改善も望んでいました。
解決 導入後
入庫時に現品票とロケーションのバーコードをスキャンするだけで、在庫の保管場所や数量、入庫日の正確な管理と情報を現場と事務所で共有することが可能になりました。2つの倉庫の在庫を共通管理できるため、倉庫間在庫移動の計画が立てやすくなりました。また紙の伝票の入力業務はOCR(画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換するソフトウェア)を導入し、必要事項を自動で取り込むことで手作業による入力時間を短縮するとともに入力ミスの削減が実現されました。
導入の 効果
- 業務の標準化で、属人化と人手不足が解消
- 複数倉庫からの先入れ先出し対応が簡単に
- OCRによるデータ作成で、事務作業の工数削減